アジアンタイヤNS-2の辛口レビューとダンロップLM703と比較した記事です。
タイヤノイズや乗り心地、ウエット・ドライグリップなどの安全性、寿命や耐久性について。
それと、NS-2を主にジムカーナで使ってみた、辛口ですが正直な感想を書いています。
はっきり言って、ナンカンNS-2はスポーティなパターンの実用タイヤです。
ジムカーナに使ってみたアジアンタイヤNS-2の辛口レビューとLM703との比較
むらかみさん
北海道に住んでいます。使用した車両はホンダインテグラタイプR(DC2型)タイヤは街乗りおよび若干のジムカーナ走行で使用しました。当方の腕前としては、JAF公式戦に出場し、入賞する程度のレベルです。
今回はナンカンNS-2を選択しました。サイズは4輪とも205/50R16で、総額で約25000円ほどでした。入手についてはインターネットショップでの購入となります。
それ以前のタイヤはダンロップLM703で、サイズは同じく205/50R16。7部山の中古品をインターネットオークションにて購入しました。
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街乗りでは問題なし
ナンカンNS-2のレビューですが、街乗りに関しては全く問題はありません。
ノイズ、グリップ感、乗り心地については不満はなく、激安のタイヤであること、スポーティなトレッドパターンを考えると十分でした。
スポーツ走行では
しかし、ジムカーナ等のスポーツ走行となると話は別で、LM703と比較しても明確に横のグリップは薄れていました。
ノイズに関してもLM703は、中古とはいえ、NS-2よりも静かで、タイヤのショルダー形状によるものでもありますが、ショルダー付近を使用するような走り方をするとLM703のほうが舵が効き、また、コントロール性もよいように感じました。
NS-2は極端なラウンドショルダーであることから、タイヤをたわませてショルダー付近をこじりながら走るような、意図的なアンダーステアを出しながら加速するような用途には向かないと感じました。
雨の日(ウエット路面)の安全性 ブレーキ性能
雨には強いと思うが…
ウェット路面では、グルーブが深いこととそもそもグルーブの数が多いことで、ハイドロプレーニングも抑えられており、特に問題は無いと感じました。
コンパウンドとケース剛性
コンパウンドについては非常に硬いこと、タイヤ構造が国産とは違いケース剛性が足りないようなので、雨の日のこれという決定打になるエア圧はいまいちセッティングが出せませんでした。
とはいえ、実用上はなんら問題は無いと思いますが、ここでもショルダー形状の影響か、ステリングを切り足す場面では、グリップ感の低下を感じました。
燃費や寿命、コストパフォーマンス
燃費は普通
トリードウェアの数値自体は、スポーティーな見た目に反して大きな数字であり、摩耗がしにくく、転じて省燃費が期待できる予感がしますが、実際には摩耗も早く、燃費についてはあくまで普通というイメージです。
意外と寿命は短い
タイヤの摩耗についてもショルダー形状が影響してショルダーから摩耗が始まり、センター付近の溝があるにも関わらずショルダーはスリップサインが早めに出てしまい、思っていた以上に耐久性はありません。
当然使い方にもよるのですが…
アジアンタイヤ ナンカン NS-2の総合的な感想 おすすめポイント
スポーツ走行メインだと、ちょっと厳しい
総合的な評価ですが、スポーツ走行をメインの目的とするならお勧めはできません。NS-2Rにしておけばよかったと思っています。
しかし、ドレスアップ主体で街乗り+峠を軽く流す程度であれば何ら問題はありません。とにかく安く、スポーティーなトレッドパターンを希望するのならアリです。
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